そもそもセッションとは
独奏や弾き語りなら一人でできます。
でもわざわざ他の人とやるのはなぜ?
それは、一人の時では味わえない音楽の喜び・楽しみがあるからなんです。
それでは、一人ではできない音楽の楽しみとはいったい何でしょうか?
皆と音を重ねて作る音楽。演奏と演奏を合わせ、重ねる。
そう、合奏の楽しみです。
独奏の場合だと音楽の主要素であるメロディ・ハーモニー・リズムをどうしても一人で作らなければいけません。
でも複数の人がいるなら役割分担をして、それぞれのパートに専念することにより、独奏の時よりもきめ細かく気持ちを乗せた演奏に近づくはずです。
また、楽器が増えることで抑揚の幅が広がる、使える音色の幅が広がる。
より広い範囲の情景・感情に訴える演奏をやれる可能性が広がるんです。
そう、合奏の楽しみ=アンサンブルの楽しみ。
複数の人で音楽をやる最大の意義はこれです。
合奏・アンサンブルなら
バンドでやれば
いいのでは?
はい、バンドが組めている人はそれでいいと思います。
バンドでやる合奏の良さのひとつは、いつものメンバーで安心して音合わせやアンサンブルの作り込みができるところにあります。
ただ、バンドを組んでいる人でも、新しい刺激やインスピレーションを受けたくて、いつもと違うメンバーとアンサンブルを作ってみたくなることはあるんです。
また、バンドと言うのは微妙なもので、メンバー同士の思惑が違ったりすると突然脱退とかということも非常によくあったりします。
特に多いのが、「やってみたい楽曲があるのに、それを一緒にやってくれる人がいない」。
これって音楽をやるにとってはとてもよくある悩みだったりするのです。
セッションのメリット「何が良いの?」
そう言う時にぜひ探してみてほしいのが「セッション」と言うイベントです。
セッションと言うのは、もともとは「集会」を意味する英語です。言うなれば、「役割を持った人が集まって何かをする」ことを指しているわけです。
これが、音楽においては「演奏するために演奏者が集まること」を指すようになり、やがてそこで行われる演奏のこともセッションと呼ばれるようになったそうです。
このような由来があるため、セッションで行われる演奏や集まるメンバーは基本固定しておらず、一時的なものであることが多いのです。
一方、固定したバンドで行われる演奏はセッションと呼ばれることはほとんどないです。
このように、セッションと言うのは基本的な目的はアンサンブル体験を作ることです。
しかしながら、ただむやみやたらに集まるのではなく、何らかの特定の目的や縛りを設けることが多いです。
つまり、何らかの共通の目的や意図を持った演奏者が集まりやすいということです。
そういう合奏がしたいから集まるわけです。
このことは、言い換えるとこんなメリットがあると言うことです。
- 人と合わせてやってみたい楽曲がある時、目的に合ったセッションが見つかればそこに参加するだけで実現できる可能性がある
- バンドメンバー探しや日程・場所の調整など(これ結構大変なのです)をしなくて済む
- 目的や方向性が似た人を探しやすい
- 実際に合わせてみて感触を確かめやすい
- 参加者同士趣味趣向が似ていることが多いので切磋琢磨しやすいし、センスや技術を盗むうえでも応用がしやすい
など、合奏から作られるアンサンブルを楽しみたい・試してみたい人にとって、セッションとはぶっちゃけメリットだらけと言っても過言ではないのです。
セッションに参加する人を増やしたい
私達は、セッションに参加して合奏を楽しむ人を増やすべく、どんなセッションをやったらいいのかを考え、人々の要望を調べながら、企画の立案・実施をやっているチームです。
もうすでにいくつものセッション企画が動き出していますが、まだまだたくさん増やしていきたい考えです。
新しい企画ができた時はこのサイトのページや姉妹サイトなどで紹介して行きますので、時々チェックしてみてくださいね。
では、セッション会場でお目にかかれるのを楽しみにしています。